こんにちは♪
リプリンです。
今日はイギリスのニュースサイトでとても興味深いトピックがあったのでご紹介したいと思います。卵子提供によって生まれた21歳のアメリカ人女性がどのように自分のルーツを知り、受け止めていったのかというストーリーです。
―姉と私は正反対なタイプでした。
姉はスリムで頭が良く、なにごとにもルールを守るタイプ。
私は運動神経が良く、野生児と呼ばれる活発なタイプ。
子供時代を通して、それは常に冗談のトピックでしたが、私が11歳になるまでそれを疑問に思う事はありませんでした。
ある日、父と車にいる時、姉と私がどうしてこんなに違うのかを聞いてみました。
すると、父は『その事は、家に帰ってから話そう。』と言いました。
『え?なんで?』と思いましたが、そこで初めて自分のルーツを知る事により、
ある意味自分の予想が正しかった事を知り、納得する事ができました。
私が姉と違う事をずっと気にしていたのを母が知り、彼女は泣きました。
母は妊娠できないことに対する罪悪感からこれまで家族以外の誰にも言ったことがありませんでしたが、姉は母の卵子と父の精子で体外受精で生まれ、私は父の精子とドナーの卵子によって生まれたと告白してくれました。
その事は、とても感動的だったので、今でも鮮明に覚えています。
私が真実を知る事により、母親を避けるようになったり、必要としなくなるのではないかと
思ったと母は言いました。
その後、自分の部屋に座り1人でこれまでの事を振り返り考えました。
不思議な事に自分はずっと真実を知っていたような気がしました。
これまで両親はたくさん私を愛してくれましたし、裏切られたという気持ちにはなりませんでした。私にはただ命を与えられたという感謝の気持ちしかありませんでした。
この事がきっかけとなり、母と私は更に絆が深まりました。
母は毎晩のように、『あなた達を迎えるためにあらゆる事をしたわ。あなた達がいてくれる事にいつも感謝しているのよ』と姉と私に言いました。
私を卵子提供により産んでくれた事は、母の人生の中で一番勇気のいった事だと思います。
大人になり、私は不妊治療に興味を持つようになりました。私の両親がどのようにこれらのテクノロジーにたどり着いたのか、非常に興味深く思ったからです。
私は大学を卒業後、卵子ドナーになりたいと考えています。
この事について母は応援してくれています。
卵子ドナーになるプロセスはよく知られていない場合が多いですが、もっと光を当てると状況が変わるかもしれないと思います。
少しでもいい方向へ変える事ができれば私は光栄に思います。
エリザベス、21歳、アメリカ
子どもたちにいつ伝えるか?
卵子提供や精子提供を受けてお子さんを妊娠した場合は、早めに伝えるのがよいと、Donor Conception Networkのディレクターであるニーナ・バーンズリーは言います。
理想的には5歳で、遅くとも10歳までです。
子どもが成長するにつれて慣れていけるようにという事と、大きくなってから告げられるトラウマ的な経験を避けるためです。
「それは、彼らがどのようにして世界にやってきたかについてのエキサイティングな物語になります」と彼女は言います。
大人になるタイミングまで待つと、なぜそんなに長い間真実を隠したのかと聞かれるかもしれません。しかし、バーンズリー氏によると、告白がたとえいくつになったとしても、死の床の告白よりもましだという。
2017.11 BBC NEWS の記事より抜粋
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