卵子提供は日本では受け入れられない?病院の現状を踏まえて解説

2018.05.28

不妊治療を続けていて、体外受精などの高度な治療を受けても妊娠に至らない方が最後に考えるのが卵子提供を受けるかどうか。

卵子提供と聞くとまだまだ日本では馴染みがないイメージを持つ方も多いと思います。卵子提供を受けようと思った場合日本国内で受けることは可能なのでしょうか。

結論を先にお伝えすると、受けることは可能ではありますが実際はとても厳しいです。

 

卵子提供を受けられる日本の病院は少ないのが現状

かつて日本では、卵子提供は法律でも認められておらず禁止されていました。

現在は禁止はされてはいないものの、卵子提供に関するガイドラインや法律などの整備が整っていないのが現状です。

そのため、卵子提供を受け入れている病院が限りなく少ない状態が続いています。

また、受けられる場合でも条件が厳しく受けられない場合が多いといったデメリットがあります。

日本で卵子提供を受ける2つの方法

日本で卵子提供を受けるには2つの方法があります。

1つめがJISRT(日本生殖補助医療標準化期間)に認定された病院や施設で卵子提供を受ける方法、2つめがOD-NET(卵子提供登録支援団体)にレシピエント登録をし、ドナーとのマッチングを受けて卵子提供をする方法です。

ただ、2つめのOD-NETでは現在レシピエントの登録を受け付けておらず、必然的にJISARTの認定施設で卵子提供を受ける方法を選ぶことになります。

ところが、JISARTで卵子提供を受けるのもかなりの制約があります。

その制約とは卵子提供をしてくれるドナーを自分で見つけなければいけないということ。さらに、自分の親戚などでないといけないといった条件があるのです。

さらに、JISARTの卵子提供を受けるためにはもう一つ年齢の条件があります。

JISARTの卵子提供の条件として、50歳未満で卵巣機能が不全の方というものがあるので50歳を越える方は卵子提供を受けることができないのです。

卵子提供は海外の病院で受けるのが一般的

日本で卵子提供を受ける場合JISARTの認定された施設でなければ受けられないこと、なによりドナーを自分で見つけなければいけないので厳しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

卵子提供を受けた経験があることを公言している人も少ない上に、親戚で経験がある方がいる確率もかなり限られるため、どうしても現実的ではありません。

ですから、日本の病院で卵子提供を受けられることはほぼないと考えたほうがいいです。やはり、卵子提供を受けようと考えているのであれば海外の医療施設で受けるのが一般的です。

海外での卵子提供が可能になる国は年々増えていて、アメリカや、タイ、マレーシアや台湾などで受けることが可能となりました。

 

海外で卵子提供を受ける場合懸念すべきことは何か

海外で卵子提供を受ける場合、日本で卵子提供を受けるのに比べ懸念すべきことはなんでしょうか?

懸念すべき点は大きく3つあります。

お伝えする懸念点は海外で卵子提供を受ける場合必ず直面する問題になってくるので、ご自身やパートナーと共に懸念点と向き合い納得した状態で踏み出していただければと思います。

1.費用面

海外で卵子提供をするためには、もちろん現地へと渡航する必要があります。そのため、卵子提供の手術を受ける費用に加えて現地への渡航費がかかります。

日本では100万円ほどで受けることができても、アメリカなどで受ける場合は物価や為替の影響もあり、500万以上かかることがほとんどなのでこの差はかなり大きいです。

海外の卵子提供を受けられる国の中で最も安いと言われているのは台湾です。物価が安いというだけでなく、卵子提供の運営が国営なのは台湾だけなので、国で認められた医療行為とされていて費用が安いといった特徴があります。

ですから、近年では台湾で卵子提供を受ける方が増えています。

 

2.精神面

やはり海外で卵子提供を受けるとなると、海外に行ったことがない方にとってはかなり大きなストレスとなります。

パートナーが同伴できないことも多く、一人で卵子提供を受けなければいけないことが多いです。

また、日本語ができるスタッフがいることが多いですが、入院中は日本語のできない看護師と接する可能性もあり思いが伝わらないといった場面も出てきます。それは大きなストレスとなるでしょう。

妊娠には、自分のストレス状態なども大きく影響してくるので精神的に負担がかかってしまう可能性もある海外での卵子提供は懸念すべきポイントとなるでしょう。

卵子提供を受ける際の懸念点やリスクに関してはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。

卵子提供受ける時のリスクは?リスクに対する対処法

3.失敗の可能性

卵子提供を受けるために海外まで渡航をしたとしても、成功する確率は100%ではありません。

卵子提供に失敗してしまうこともあります。海外まで渡航して失敗してしまうと、費用の面であったり現地に残って再度卵子提供を受けるかどうかなど、さまざまな問題が浮かんできます。

また、一度失敗してしまったことによるストレスなどもかかってくる可能性もあります。そういった懸念とも向き合って行く必要があるので、海外での卵子提供を行う前にパートナーと事前に相談しあっておくことが大切です。

卵子提供が失敗してしまった時の向き合い方などはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

卵子提供で失敗する可能性は?確率と失敗しないためにできること

 

海外で卵子提供を受けた経験者の声を調べよう

この記事をご覧になっている方は、海外で卵子提供を受けるのが不安で日本で受けることはできないかと思っている方がほとんどなのではないでしょうか。

同じように、卵子提供経験者の多くの方が不安を抱えてきました。

ですが、一歩を踏み出して海外での卵子提供を踏み切ったことで成功し、現在は幸せな家庭を築いている方も数多くいらっしゃいます。

経験者の声を直接 聞くことはなかなか厳しいですが、中には渡航前の心境や入院中のこと、その後のことをブログに綴ってくれている方もいらっしゃいます。

こちらの記事では卵子提供を実際に受けた方々のブログをご紹介しています。

今、卵子提供に対して不安を感じているあなたにとって安心できる内容となっているのでぜひ参考にしてみてください。

卵子提供って実際どうなの?体験者の声が書かれたブログ9選

卵子提供は海外で受けるのが現実的。パートナーと納得いくまで相談しあおう

卵子提供を日本の病院で行うことは現状かなり厳しいです。

ドナーを自分で見つけることは簡単ではないですし、親戚といえど受け入れてくれる方も少ないかもしれません。

やはり卵子提供をするのであれば海外の病院を選択するのが現実的です。

ただ、そこには渡航に関することや費用の面などさまざまな問題が浮上してくるのでパートナーと納得いくまで話し合い、後悔しない決断をするようにしてくださいね。

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リプロパートナーズでは卵子提供を受けようと考えている方との無料カウセリングを実施しています。カウンセリング時には卵子提供プログラムの説明、流れ、費用について詳細にご説明致します。

あまりイメージの湧かない海外での卵子提供について、丁寧にご説明し少しでも不安を解消できるよう務めています。

カウンセリングは日本国内(大阪)にて常時可能ですので、卵子提供についてお悩みの方はぜひ下記お申し込みページよりご相談ください。

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