女性の体にはリズムがあります。そして、そのリズムに合わせてホルモンも変化しているということは皆さんご存知ですよね。
不妊治療の検査をする場合、ホルモンの値を正確にしる必要があるため、女性の身体のリズムに合わせて検査を行う必要があります。
そこで今回は、初めての不妊治療で「次は生理3日目に来て下さい」と言われて驚いたという方のために、なぜ生理3日目に検査を行うのか、ということについてお伝えいたします。
不妊治療で生理3日目に検査をする理由
まず生理3日目に行う検査でどのようなことが分かるのかということについて。
この日には「下垂体ホルモン検査」というホルモンの検査をします。
不妊治療をしていくにあたって、どのようなホルモンが足りていない、もしくは過剰なのかということを知るこための検査です。
この検査をすることで、薬が必要なのか、どのような治療方法がいいのかということを見極めることができます。
通常は生理3日目に行うことが多いのですが、これは一番正確なホルモンの値が確認できるからです。
ですが、生理2日目〜5日目でもこの期間のホルモンの値を確認できるので、生理2日目を検査する病院やクリニックもあります。
不妊治療の生理3日目の検査は内診もあるのか
次に生理3日目の検査では、内診があるのかということについてです。
これはまずしないと思っていただいて大丈夫です。
下垂体ホルモン検査では、血液中のホルモンの値を調べるため、基本的に血液検査をすることになります。
また月経中の検査では、性感染症(クラミジアなど)や、子宮頸がんの検査は並行して行うことはできないので、また別の機会に行うことにあります。
生理3日目では、基本的に血液検査のみですので、生理が重くて体調がすぐれないという方でも、それほど負担なくうけていただける治療かと思います。
不妊治療で生理3日目に検査に行けない場合
最後に、不妊治療の3日目の検査にどうしても行けない場合についてです。
冒頭でもお話させていただいたように、月経中の検査は生理2日目〜5日目に行う値が大切。
なので、どうしても3日目に行けない場合は、2日目、4日目、5日目でも可能か先生と相談してみてくださいね。
月経中の調査をせずに不妊治療に入るということは、低温期(卵胞期)、排卵期、高温期(黄体期)につづく大きな一つの期間のホルモンの値を知らずに治療に進むということ。
月経期の検査も不妊治療にはとても大切な意味があります。
生理不順の場合、いつ生理になるのかわからず、お仕事をされている方には特に急なお休みは取りにくいかとは思いますが、先生と相談しながらぜひ検査を受けてみてくださいね。
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