不妊治療の費用は高額になるというイメージをお持ちの方も多くいらっしゃるかと思います。
これは不妊治療は健康保険の適用外になっていしまうことがほとんどだからです。
では、なぜ不妊治療の費用は健康保険の適用の対象外になってしまうのでしょうか。
また保険の対象外になった医療費は医療控除の申請の時に対象に含むことができるのか、さらに不妊治療が保険の対象に含む一般の保険についてお伝えいたします。
不妊治療が保険適用外になるのはなぜか
まず、不妊治療が健康保険の対象にならない理由についてです。
これは健康保険は「病気の発見や治療」を対象にしていることが理由です。
不妊治療は「病気」ではないとされているので健康保険の対象外となってしまうのですね。
ですが、不妊治療の原因も様々あります。例えば子宮内に炎症が会った場合。
これは子宮内の炎症という「病気」と判断されるので、その病気の治療のための治療費は健康保険の対象となります。
また、不妊の原因を調べるための検査、となると健康保険の対象外になってしまうのですが、「子宮や女性特有の病気になっている可能性はないか」と「病気の可能性を調べる検査」となると保険の対象内になります。
何を保険の対象として、何が対象外になるのか線引が難しいと思われるかもしれません。
基本的に高度不妊治療はどれも健康保険の対象外になると考えておいていただいて問題ないでしょう。
その他、検査ごとに適用となるものも荒れば、適用外になるものもあるので治療を始める前に医師に確認しながらすすめるのが良いでしょう。
不妊治療で保険適用外になった医療費は医療費控除に含むのか
次に、不妊治療で保険対象外になった医療費は医療費控除に含むことは出来るのかについてです。
これは含むことが可能です。
病院での検査や、治療費だけではなく、病院に行くのにかかった交通費も含むことができるのでタクシーなどを使用した場合は必ず領収書をもらっておくようにしてくださいね。
また病院やクリニックだけでなく、不妊治療のための鍼治療などをした費用も医療費控除に含めることができます。
不妊治療も対象になる保険
最後に、不妊治療も対象になる保険はあるのかということについてご紹介します。
不妊治療は保険の対象にならないため、自治体などの助成金を考えている方も多くいらっしゃるかと思います。
ですが、一般の保険で不妊治療の治療も保険の対象内になる保険も近年出てきています。
また、不妊治療を始めていると一般的な保険に入れなくなることも多かったのですが、女性の疾患に特化した保険も増えてきているので、諦めていた方は一度探して見るものいいかもしれませんね。