不妊治療をする人の数は年々増えていると言われています。
理由としては、結婚する平均年齢があがったことや、女性の社会進出により昔よりも出産をする時期が遅くなったことがあげられます。
出産を考える年齢が上がったので、妊娠しにくくなり、不妊治療をする人が増えているのですね。
また、生活習慣病などにより妊娠しにくくなっているとも言われています。
そこで今回は、不妊治療をしている人の人数や、不妊治療から生まれてきた子供の人数について見ていきたいと思います。
厚生労働省の統計による不妊治療をする人数
まず、不妊治療をしている人の人数についてです。
厚生労働省の調査では、体外受精による出生児数は2004年から年々増えていることから不妊治療をしている人が増えていると予想できます。
また、世界での不妊率は約9%だと言われていますが、日本では2倍の18%だと言われていることから、不妊治療をしている人は世界に比べても多いことがわかります。
また2010年の時点で、不妊治療の実施件数は25万件を超えていることから、現在ではそれ以上の人数が不妊治療を受けていることが予測できますね。
では、不妊治療を受けている人数は全体の何%くらいになるのでしょうか。
日本の不妊治療の割合は何人に一人なのか
2010年6月に行われた「第14回出生動向基本調査」では、「不妊治療の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)」と答えたカップル・夫婦が全体で16.4%、およそ6組に1組という結果が出ています。
現在ではもう少し増えている可能性もありますが、6組〜5組に1組とはかなり高い割合ではないでしょうか。
仲良しのグループの中に1人、2人は不妊治療を受けているというイメージです。
不妊治療から生まれた子供の人数
このように不妊治療を受ける方が増えているので、不妊治療による出生児数も増えています。
厚生労働省による2010年の体外受精による出生児数は約3万人で、この歳の出生児の全体の2.7%が体外受精によって生まれてきています。
また、2014年の日本産科婦人科学会調査では、体外受精の実施回数39万3745件のうち、4万7332人が出生していることが分かっています。
これはこの歳に生まれた子供の21人に1人が体外受精から生まれたこともだと言うことです。
クラスに1人、2人は体外受精から生まれているというイメージですね。
これは体外受精の結果なので、タイミング療法などの不妊治療も合わせるともっと人数が増えるでしょう。
不妊治療はもはや特別なことではなく、一般的に行われているのですね。
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