卵子提供で後悔しないために

卵子提供は失敗するの?その原因は?

 数ある不妊治療の方法の中でも、格段に成功率が高いとして近年人気を集めている卵子提供による不妊治療ですが、そんな卵子提供による不妊治療であっても100%必ず成功するわけではありません。残念ながら妊娠・出産に至ることができないケースもあるのです。その原因は一体何でしょうか。

 卵子提供による不妊治療では、若く健康なエッグドナーから卵子を提供してもらうことで、高齢化に伴う卵子の質の低下が招く妊娠率低下という、妊娠・出産を目指す方の大きな障害となっている要因を乗り越えることができます。しかし、着床がうまくいかず、妊娠ができないケースも見られます。これは、着床時期のずれ、配偶子の染色体異常、子宮内環境における炎症、不育症などといった原因が挙げられます。それぞれ見ていきましょう。

卵子提供 失敗

 着床時期のずれ、とは一般的なものと異なる特有の着床に適した時期を持つために、受精卵を移植させた時期とその人特有の着床受容時期がずれていることによって起きるものです。

 次に、配偶子の染色体異常ですが、これは若い女性の卵子を提供してもらい妊娠を試みる卵子提供による不妊治療においては、その数はあまり多くはありません。しかし、配偶子の染色体異常は妊娠が成立し、流産発覚後に検査して初めて分かります。ちなみに、不妊治療患者の卵子を体外受精する不妊治療において多くの失敗の原因は染色体異常によるものです。見た目や発育が順調であるように見えたとしても年齢が上がるにつれて、配偶子が染色体異常を起こしている確率も上がってしまうのです。しかし、海外での不妊治療においては着床前診断、すなわち胚の状態で染色体の異常の有無を調べる検査を行うのが一般的ですから、この検査を実施した胚を移植するのであればこのような染色体異常による流産の心配は不要になります。                       

 子宮内環境における炎症とは、慢性子宮内膜炎などを挙げることができます。

 不育症とは、2回以上の流産、死産、あるいは早期新生児死亡の既往がある場合を言います。卵子提供による妊娠で、着床前診断を行っても流産してしまう場合には、不育症の可能性がありますので、検査してそのリスク要因を排除する必要があります。

 このように、エッグドナーからの卵子提供による不妊治療でも失敗してしまうケースもあります。もしも失敗してしまったらどのように向き合っていけば良いのでしょう。

失敗してしまった場合の後悔と向き合い方は?

 高確率で成功すると言われている卵子提供による不妊治療で、妊娠出産に失敗してしまった時、大きな悲しみや喪失感、後悔に襲われることでしょう。ここでは失敗してしまった時の後悔やその向き合い方について見ていこうと思います。

 卵子提供で失敗してしまった時、その失敗の原因が分かる時もあれば、原因が分からないこともあります。いずれにしても失敗すれば、様々な後悔が出てくることでしょう。今までにかけた時間やお金のことを思い苦しい気持ちにもなると思います。精神的にも肉体的にもすぐに切り替えて次、というわけにもいきません。

 しかし、失敗してしまったことを感情的に嘆くだけでは、なにも始まりません。

パートナーと話し合ったり、カウンセリングに通ってみたりしながら精神的なケアを行いつつ、落ち着いてご自身の”赤ちゃんが欲しい”という素直な気持ちを見つめ直し、諦めずに卵子提供による妊娠を継続するのか、はたまた色々な事情を考慮しながら納得して妊娠出産を諦めるという道を選ぶのかを決定しなければなりません。

どちらにせよ前向きに決断することができるようにじっくりと考えて向き合うことが大切です。

後悔しないためには?

 実際に後悔しないためにはどんなことができるでしょうか。

 失敗の原因は様々ありますが着床時期のズレや子宮内の炎症、または不育症といった原因であった場合には、受精卵の移植の前に入念な検査をしておけばよかった、という後悔をしないためにも海外のクリニックで施術を行う前に、国内の病院でしっかり心身ともに健康で異常がないか入念な検査を行う必要があります。様々な可能性を考慮した上で食事を含めた生活習慣を見直したり、病院の先生に懸念材料を相談したりしながら準備を進めましょう。

 海外での施術時に不安や分からないことがあった、サポート面が不十分だったように感じた、といった後悔を持たないためには、例えば受精卵移植の施術を行う海外クリニックの紹介等を行ってくれるエージェンシーを慎重に選ぶことで、現地での治療や生活の不安要素を取り除くことができます。

なぜならエージェンシーは通訳やクリニックまでの送迎を行ってくれる現地スタッフを用意してくれるからです。エージェンシーによって提携している海外のクリニックが異なりますし、現地スタッフのサポートのレベルもそれぞれに異なります。自分が理想的だと思えるクリニックと提携していて、現地でのサポート体制も万全だと思えるエージェンシーを見つけるためには、色々なエージェンシーに足を運んで話を聞くのが良いでしょう。

 また、ドナー選びに関しても後悔がないように、少しでも気になることはエージェンシーに積極的に聞きましょう。

 以上のように、たとえ失敗してしまったとしても後悔が少ないようにするためには、事前の入念な準備が必要です。そのためにも、卵子提供による不妊治療をサポートしてくれるエージェンシーの存在はとても大きく、大事な役割を果たすことは間違いありません。

納得のいくエージェンシー選びが、卵子提供による不妊治療で妊娠出産できるか否かそのものであるといっても過言ではありません。そのためには、慎重にエージェンシーを選ぶことが大切と言えるのです。

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