不妊治療をやってきたけれど、なかなか効果がでない。
次のステップとして卵子提供を考えているけれど、リスクなどを考えるとなかなか勇気が出ない。そんな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
卵子提供はまだ日本で治療をされている方も多くない分、なかなか情報が少なく治療に進むか判断しにくい部分があるのが現状。簡単に相談できるような話題ではないので悩んでしまう方も多いと思います。
そこで今回は、卵子提供についてのリスクとそのリスクに対処する方法についてお伝えいたします。
ぜひご自身の状況や旦那さんと相談して、受けるかどうかを検討してみてくださいね。
国内で卵子提供を受ける時のリスク

まず卵子提供を受ける時のリスクについてです。
卵子提供は他の不妊治療に比べると成功率が高いものではありますがそれ故のリスクもあります。
前提として、日本国内ではまだまだ卵子提供に関する環境や制度が整っていません。不妊治療専門のクリニックが集まってできたJISART(日本生殖補助医療標準化機関)が卵子提供を行なっているのが現状です。
提供される卵子も親族や知人など、自分たちで探す必要があります。また、卵子提供が可能な病院もすくなく日本国内では数十件であるのが現状です。
1. 費用的なリスク
卵子提供の治療は他の不妊治療に比べると費用が高額になります。
おおよその金額にはなりますが事前検査やカウンセリングなどの諸経費だけで約100万円ほどかかります。その後も体外受精など、卵子提供後にかかる費用は別途かかります。合計で150万ほどの費用が必要であると言われています。
また、保険がきかないので全て自己負担での治療となってしまいます。
病院や治療内容、卵子提供を受ける国によっても金額は大きく変わるのであくまで参考程度でお考えください。
2. 出産失敗のリスク
卵子提供を受けたとしても、妊娠に成功するかどうかはわかりません。JISARTによると卵子提供を受けて、実際に出産までいたるケースは50%であると言われています。費用もかさむ上に、必ず成功するとは限らないのは大きなリスクに感じるでしょう。
3. 多胎出産のリスク
卵子提供での治療は成功率を上げるために、受精卵を一つではなく複数体内に戻すことが多いため、多胎出産になるリスクが高いです。多胎出産となる場合、母子ともに合併症になるリスクもあるため注意が必要です。
大きなリスクとしては上記の3つです。
海外で卵子提供を受ける時のリスク

参照:https://www.pexels.com/
次に海外で卵子提供を受ける時のリスクです。前述したように日本ではまだ卵子提供の環境や制度が整っていないため、多くの方が海外での卵子提供を受けています。
海外には不妊治療の一環として卵子提供を行なっている国があります。日本人が卵子提供を受けている主な国として、アメリカ、マレーシア、タイ、台湾などがあります。
一般的に海外で卵子提供を受ける場合は検査や実際に受精卵を移植するまで1,2回の海外渡航、1回の移植で3~4ヶ月ほどかかると言われています。
海外で卵子提供を受ける場合には海外特有のリスクがありました。
1.言葉がわからないため不安になりやすい
やはり海外なので付き添ってくれるナースや医者は外国人。言葉が通じない場合がほとんどです。海外で卵子提供を受ける場合は日本国内でサポートをしてくれるエージェントがいくつかありエージェントを通して海外渡航するケースがほとんどなので言葉の壁がないように対応してくれますがそれでも聞きたいことが聞けないというのは不安になります。
コミュニケーションの不足から精神的な面で負担がかかってしまうリスクがあります。
2.長距離の移動での身体的な疲労のリスク
もう1つのリスクは長距離の移動による身体的な疲労のリスクです。日本から一番近いタイや台湾でも3~4時間、特にアメリカで卵子提供を受ける場合は移動に10時間以上要します。卵子提供を受ける方の中には飛行機に乗り慣れていない方もいると思うので長時間のフライトは身体的に疲労しやすいです。
加えて慣れない土地での精神的な疲労もあるので海外で卵子提供を受けることはどうしても負荷がかかってしまいます。
海外での治療は少し長い期間かかりますので(2,3週間ほど)、パートナーと一緒には行けないということも多いかと思います。
ただでさえ慣れない土地での入院生活に加え、自由な時間が多いことで不安にかられてしまう方も多いそうです。
不妊治療をするにあたっては、自分の精神をコントロールする力も重要になります。
幸いにも現在はスマートフォンを使って無料でビデオ通話ができる時代。パートナーと連絡を取り合って少しでも不安を取り除けるようにしていきましょう。
卵子提供を受ける際のリスクへの対処法

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これまで日本と海外で卵子提供を受ける場合のリスクについてご紹介しました。これらのリスクに不安を抱え卵子提供に踏み出せない方も多いと思います。卵子提供を受ける際に必ず起こるリスクにはどう対処していけばいいでしょうか?ご紹介していきます。
卵子提供へのリスクへの対処は
1. パートナーとの強い意志
2. 金銭面での不安をなくす
3. 心身共に健康な状態を作る
この3つにつきると言ってもいいでしょう。
パートナーと、不妊治療に対する強い意志があれば、治療中に不安になることも少ないので、精神的に安定します。
また、金銭面での不安は尽きることはないですが、一度しっかりと将来を考えて計算してみるといいでしょう。かかる金額が把握できて、将来のマネープランがしっかりしていれば不安になることも少なくなります。
金銭面はまずは国内で卵子提供に協力してくれる知人が見つかるかどうか?
海外で卵子提供を受けるのであれば国ごとに料金も変わ
ってきます。海外で卵子提供を受けたい方向けに国ごとの説明会が開かれることもあるのでそういったイベントに参加し費用について詳しく聞いてみるのもよいでしょう。
最後にいちばん重要なのが心身ともに健康な状態であること。これは日々の小さな積み重ねでしかありません。少しずつ習慣を変えていきながら、妊娠しやすい身体を作っていっていただければと思います。
卵子提供の経験者の声を少しでも聞いてみたいなら

卵子提供を考えたけど、リスクを考えるとどうしても踏み出せない、怖いと感じてしまう方もいると思います。
卵子提供は日本でもあまり馴染みがないので周りに相談できず抱え込んでしまっている方もいるかもしれません。
そんな時は、実際に卵子提供の経験をされている方のブログを拝見してみてはいかがでしょうか。
実際にあなたと同じように卵子提供について悩み、葛藤した末に受けることを決意した方々の中には卵子提供について少しでも知ってもらいたいという気持ちからブログを書いている方が数多くいらっしゃいます。
こちらの記事ではそんな卵子提供やリスクについて自身の経験談をブログとして書いている方々をご紹介しています。
卵子提供については病院や個人によっても状況は変わってくるので全てが参考になるとは限りませんがあなたの心の不安を少しでも取り除いてくれるかもしれません。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
卵子提供を受けるにはどうしてもリスクと向き合っていく必要があります。
不安になる気持ちも大きいかもしれませんが実際に卵子提供を受けて、幸せな家庭を築いている方もいます。
実際に卵子提供を受けた方のブログを見て情報を集めたり、パートナーと納得いくまで話し合って卵子提供を受けるかどうか、考えてみてくださいね。





